西井の詔 2019〜2020


Hip-de-Dipのギター、向井です。 バンドのボーカルであり、リーダーでもある西井 匡広君を送る会、並びに彼の住んでいたアパートの片付け、遺品整理を終える事が出来ました。 コロナ禍の中、彼と最期のお別れの為に駆けつけて頂きました方々、有難うございました。 また、急なご連絡でご都合が付けれなかった方々にも多くのご哀悼のお言葉を頂きまして、 誠に有難うございました。 こんなに多くの仲間が、彼の事を思ってくれた事を感謝致します。 西井くん、君はしあわせ者だね!! 西井くんは、酔って友達に殴られて楽屋でのびていたり、突然椅子から大きな音を立てて倒れたり、マンホールに落ちたりと、本当に楽しいヤツでした! そして、やさしいヤツでした。。 彼の遺品整理をしていた所、バンドでもやりかけていた新曲の歌詞がノートに記されておりました。 その中の詩に、 「俺は言葉を残した」 「それ以上のことをするつもりは無い」 という言葉が残されておりました。。 西井くん、君は素敵な言葉をいっぱい残したよ! ありがとうね!と言ってやりたいと思います。 皆さんも、こんな愛すべき酔っぱらいがいた事を、たまにでいいので思い出して笑ってくれると嬉しいです。 どんな形かはまだ話し合い中ですが、僕たち残されたメンバーは、Hip-de-Dipとしてバンドを続けていきます。決まり次第、ご連絡したいと思います。 西井くんの遺品ノートに、彼のメッセージが遺されておりましたので、 今回「西井の詔」其の百九として発表したいと思います。 皆さん、本当にありがとうございました。


其の百九  2020/8/17 

  

ひょうひょう 飄飄

20世紀までの俺達人類はあらゆる地球上の生物の進化の頂点にいると思い込んでいた。
あるいはマイナス面には目をつむり頭にのっていた。
俺たちにには科学があり、それを支える経済には続きがあると。
人類に天敵など無い。人類に不可能な事など無い。それがあの光輝くはずだった21世紀において、ウイルスという細胞だけでこの有様である。
100年前のスペイン風、中世に流行ったペストのように人々は死んでいく。
コロナウイルスの流行以前から進んでいた世界の分断は加速している。
国連、WHO、G7、G20、EU、もはや何ンの機能も果たしてなく権威は地に落ちた。
まさか自分が生きている間に「カミュ」が小説のモデルにした、“中世の疫病の大流行”が起こるなんて考えてもみなかった。
エイズもサーズもマーズもエボラ出血もどこか他人事だと思っていたに違いない。
それが今すぐ隣にいる。
イタリアやスペイン、ニューヨークの有様を見て、
あぁ、、トーキョーもこれからこうなるんだな。。と思ったりする。
もちろんそうならない事を本当に願うが。

我々Hip-de-Dipは4月17日の吉祥寺ブラック&ブルーのLIVEを取りやめた。
自分の行動が自分自身と他の人に与えてしまう影響が大きすぎると思った。




其の百八  2020/8/3 

  

Hip-de-Dipのリーダーであり、ヴォーカルを務めた西井匡広君が
2020年7月31日午前3時に永眠致しました。
今まで西井に携わって頂きました皆様には深く感謝とお礼を申し上げます。
今後の事はまだ具体的に決まっておりませんが、
このホームページまたはFacebookにて ご連絡するように致します。


2020/8/3 Hip-de-Dipメンバーより






           

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